“軟膏” 治療のメカニズム

この軟膏(トレチノイン・ハイドロキノン)は古い角質を剥がし、色素を漂白していく外用薬です。患者様の状態に合わせて医師が処方いたします。 トレチノインはビタミンA誘導体でシミ・ニキビ・ニキビ痕・色素沈着に対して処方する、治療を目的としたクリームです。古い角質を剥離し、表皮の細胞を分裂・増殖させることで肌の再生を促します。また、皮脂の分泌をコントロールする効果やヒアルロン酸の増生を促す効果も。肌に潤いや弾力を与え、小ジワの改善が見込めます。 ハイドロキノンはシミ・そばかすの原因であるメラニン色素を作らせないように作用する美白(漂白)剤です。メラニンを作る「メラノサイト」の数を減らし、シミやニキビ痕などの予防をする効果があります。トレチノインと併用することで肌への浸透力が上がり、より高い美白効果が得られます。 治療を開始してから2~6週間はトレチノインとハイドロキノンを併用して表皮にあるメラニンの排出を促すため、皮膚の落屑・乾燥が起こります。また、使用開始後数日は一時的にシミやそばかすが悪化したり、ニキビがひどくなったりすることもありますが、肌に対してきちんと作用している証拠になりますのでご安心ください。6~12週間はトレチノインの使用を中止し、トレチノインによる炎症を鎮静・治癒させるためにハイドロキノンのみを使用して治療を終えます。

この軟膏(トレチノイン・ハイドロキノン)は古い角質を剥がし、色素を漂白していく外用薬です。患者様の状態に合わせて医師が処方いたします。 トレチノインはビタミンA誘導体でシミ・ニキビ・ニキビ痕・色素沈着に対して処方する、治療を目的としたクリームです。古い角質を剥離し、表皮の細胞を分裂・増殖させることで肌の再生を促します。また、皮脂の分泌をコントロールする効果やヒアルロン酸の増生を促す効果も。肌に潤いや弾力を与え、小ジワの改善が見込めます。 ハイドロキノンはシミ・そばかすの原因であるメラニン色素を作らせないように作用する美白(漂白)剤です。メラニンを作る「メラノサイト」の数を減らし、シミやニキビ痕などの予防をする効果があります。トレチノインと併用することで肌への浸透力が上がり、より高い美白効果が得られます。 治療を開始してから2~6週間はトレチノインとハイドロキノンを併用して表皮にあるメラニンの排出を促すため、皮膚の落屑・乾燥が起こります。また、使用開始後数日は一時的にシミやそばかすが悪化したり、ニキビがひどくなったりすることもありますが、肌に対してきちんと作用している証拠になりますのでご安心ください。6~12週間はトレチノインの使用を中止し、トレチノインによる炎症を鎮静・治癒させるためにハイドロキノンのみを使用して治療を終えます。
“軟膏” のメリット

- 自宅で簡単に治療ができる
- 治療のためにクリニックへ足を運ぶ手間がありません。
※経過を診るために定期的な通院をしていただく必要はあります。

- 美肌効果
- シミ・そばかすの改善と同時にコラーゲンの生成を促進するため、小ジワの改善や透明感、ハリ感を取り戻すことができます。

- シミ・そばかすの予防
- メラノサイトの数を減らしてくれるため、今後のシミ・そばかす予防にも有効です。
治療時間
約3ヵ月
治療時間
約3ヵ月
治療の流れ

治療前準備
メイクを落とし、洗顔していただきます。化粧水で肌を整えてから軟膏の塗布を開始します。

トレチノイン塗布
指先または綿棒でシミの部分からはみ出さないように丁寧に薄く塗り、乾かします。

ハイドロキノン塗布
指先または綿棒でシミがある箇所よりも広めに塗ります。

スキンケア
朝は日焼け止めを塗布し、クリーム状またはパウダー状のファンデーションでメイクをしていただけます。夜はオイルでカバーしていただくと肌の乾燥を防げます。
よくある質問
- ダウンタイムはありますか?
- 治療を始めてから数日間は症状の悪化が、治療2~6週間ほどは落屑が起きることが見込まれます。6週間を過ぎた頃から落屑も症状も治まりますのでご安心ください。
- アレルギー反応はありますか?
- トレチノインは人間の血液中に含まれているため、アレルギー反応が起こることはほとんどありません。ハイドロキノンに関してはアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいますので、カウンセリング時にご相談ください
- 1日に何回使用するのですか?
- 朝・晩で2回使用してください。ただし、治療の経過によってはトレチノインのみ夜1回だけの使用になることもございます。診察時にお尋ねください。
- 剥がれかけてきた皮膚は自分で剥がしてもいいですか?
- ご自身で皮膚を剥がそうとする場合、赤みや炎症が残ってしまう恐れがあります。無理に皮膚を剥がそうとせず、自然に落屑するのをお待ちください。
- 肝斑やほくろにも効果がありますか?
- 肝斑が改善するのには少々期間がかかりますが、治療自体は問題なく行えます。ただし、ほくろや色素性母斑はほとんど改善されませんのでご注意ください。